ストレージ容量も欲しいけれど、お金は掛けたくない。そういった要求から、データ単価の安い3.5インチHDDをソフトウェアRAIDで冗長化+高速化し、消費電力の都合、メインPCとは別にファイルサーバとして一台組んで運用している人がたくさんいるかと思います。3.5インチって、何台も積むと消費電力がバカにならないんですよね。
RAIDを組むと、冗長性が上がるだけでなく、データアクセス速度も向上します。僕の場合は、3TBのHDDを6台、RAID6で組みましたが、ソフトウェアRAIDといえども、リード500MB/secくらいは出ます。また、メインPCはSSD8台でハードウェアRAIDを構成しているので、少なくとも1GB/secは出ます。
ここで問題となるのが、メインPCとファイルサーバ間のデータ転送です。今主流の1000BASE-Tイーサネット接続では、8b/10b符号化で、たかだか100MB/secほどの帯域しかありません。あまりに遅すぎる。そこで、その貧弱な経路を束ねることで高速化出来ないのか試したくなり、NETGEARのGS716TというL2SWを購入しました。