みなさん、ピアノは弾いていますか? 僕は弾けません。弾けるようになりたいと思ってヤマハの電子ピアノP-105を購入したものの、練習していません。なぜか? それは打鍵音がうるさいからです。ということにしておいてください。

電子ピアノなので、音量は好きに調整できるし、なんならヘッドフォンも接続できます。しかし、鍵盤を叩くと、その振動が床に伝わって、トコトコトコトコ音が響くのが大変気になっていました。こんなんじゃ練習できないよ!

そういうわけでホームセンター、コーナンでシート状のゴムを買ってきました。

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打鍵音を消すにはどうしたらいいか?

とりあえずググってみたところ、「防振カーペットやフロアマットを敷く」といいとか、「コルク製だとマジで最高」とか、挙げ句の果てには「畳の上にピアノを置け」という意見があるようでした。賃貸物件において、畳というのはまず論外だとして、コルクというのも疑問です。むしろ気持ちよく音が響きそうじゃないですか? となると、残る選択肢はフロアマットになります。でもピアノの下だけにマット敷くのってダサくなーい?

僕はやっぱり、振動を抑えるならゴムしかないと思いました。でも、あまり柔らかいようだと沈み込んでしまって意味が無いし、硬いようだと振動を伝えてしまいそうです。これは難しいですぞ。こうなったらアレしかない。ホームセンターに行こう。

最強のパーティが揃った

やっぱりホームセンターはすごかった。ゴムシートコーナーが充実していて、感動しました。それぞれのゴムの特徴も書いてあって、最高の売り場でした。ゴムの特徴を加味したうえで、僕が考えた最強のゴムはこの2つ。

  • NRスポンジゴム NRS-08 10x300x300(mm) WAKI SANGYO CO LTD製
  • 防振ゴムA BGA-05 10x300x300(mm) WAKI SANGYO CO LTD製

そうです。一種類のゴムに任せるのではなく、2種類のゴムを組み合わせることで、それぞれの長所を最大限に活かそうと考えたわけです。ふわふわとくにゅくにゅの融合です。

素晴らしい仲間たちに出会って、次に困ったのは「これどうやって切るの」という問題です。ハサミで切るものではないと思ったので、カッター売り場を見てみると、いました。カッターの王様、オルファです。

こいつのすごいところは、一定の幅で切断するためのガイドが付属していることです。一目見てこれしかないと分かりましたね。

ガイドすげえ

部屋に転がっているダンボールを敷いて、早速切ります。程よい幅にガイドをセットして、あとは気持ちで切ります。やはりオルファ。切れ味が良い。

上手にできました

完成です。何センチなのか知らないですが、目視による適当と思われる幅に綺麗に切れました。本当ならこの2種類のゴムを接着したかったのですが、面倒なのでやめました。重ねればなんとかなるでしょ。だって摩擦力の高いゴムなんだもの。

設置

電子ピアノの足元に設置します。厚さ10mmのゴムを2枚重ねにしているので、ピアノの高さも20mmアップします。あと、やはりどうしてもゴムなし状態と比べるとグラつきはあります。でもそんなには気にならないんじゃないかと思います。実際、僕ピアノ弾けないのでそこら辺はよく分かりません。

肝心の防音性能の方は、完璧でした。ゴムなし時は、床に置いている足の裏から「トントントン」と衝撃が伝わってきていましたが、ゴム設置後はまったくの無振動。音の伝わり方も、床を通して部屋全体に響く状態から、単に鍵盤の底打ち音が部屋に広がるのみになりました。想像以上の効果で満足しています。

ちなみにかかった費用は、防振ゴムが698円、スポンジゴムが348円、オルファが1,000円です。しかも、めちゃくちゃゴムシート余ってます。振動のせいかバイクのリヤ側ランプ類が切れやすいので、余ったゴムで防振してみようかなと思います。気が向いたら。

カッターに関しては、やはりアマゾン安いですね。材料はともかく、カッターはアマゾンで買っておいたほうがいいかもしれません。電子ピアノの振動でお悩みの方はぜひ試してみてください。

ゴムで床が変色することがあります(2017/06/21追記)

床の上にゴムを直接置いていると、床の材質によっては、ゴムのせいで床が変色してしまうことがあります。特にビニール系のクッションフロアはヤバイ可能性が高いです。念のため、絨毯→ゴム→ピアノ、ですとか、厚紙→ゴム→ピアノというスタイルで設置することをおすすめします。

なぜ気がついたかというと、ズバリ実体験です。この記事を書いたあと引っ越しをしたのですが、その引越し先がまさにクッションフロアの部屋で、何も知らずに防振対策をした僕は、つい先日、またさらに引っ越しをする段になって「え、床黄色くなってますやん!」と気づいたわけです。まだ住居クリーニング費用の見積は来ていないのですが、まー、リフォームしたてでキレイな床だったし、1年しか住んでいなかったからお金とられるだろうなーと思っています。皆さんはくれぐれもお気をつけ頂きますよう。
(→後日クリーニング費用の請求書が届きましたが、契約書に記載の所定のクリーニング料金しか請求されませんでした。いわばセーフだったようです)

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7 comments

  1. はじめまして。
    同じく電子ピアノの打鍵音で悩んでおり、記事で紹介されている対策を試してみたいと思っています。
    一点伺いたいのですが、防振ゴムの臭いは室内で使用していて気になるレベルでしょうか?

    1. はじめまして、こんにちは。顔を近づけて匂いを嗅ごうとしない限りは、まったく気にならないです。
      ただ、試してみるにあたって、床の材質には気をつけていただいたほうが良いです。この記事を書いたあと引っ越しをして、クッションフロア(ビニールっぽい材質)の住居で同様の対策をとっていたのですが、気がつくとクッションフロアがゴムのせいで黄色く変色していました。
      ゴムの下に絨毯を敷くとか、厚紙を一枚挟むとか、直接床とゴムが触れないようにしたほうが良いと思います。

  2. はじめまして。奥行きが50cm近くある電子ピアノなのですが、つなぎ合わせても大丈夫でしょうか?

  3. はじめまして
    奥行きが50cm近くある電子ピアノなのですが、つなぎ合わせても大丈夫でしょうか?

    1. はじめまして、ご返信遅くなりすみません。このピアノは奥行き30cmくらいです。余ったゴム板を繋ぎ合わせれば50cmでもいけると思います。

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